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『災害と心のケア』

被災地の方々に限らず皆さま。。。
TVから流れてくる情報を目の当たりにして
心痛めていらっしゃることと思います。。。

心理学的知識が少しでも情報として入っていれば
心痛めている方を避けるのではなく耳を傾けることが
出来るかもしれません。。。
あなたの助けを必要としている人がきっと近くにいるから。。。


もしかして、あなたのご両親・お爺様&お婆様も
今回の大惨事をきっかけに、「戦争」当時のことを思い出して
胸が苦しくなっているかもしれません。。。
あの頃の感情が長い年月を経て溢れ出す可能性がありますからね。。。

       「戦争」を経験していらっしゃる先輩方は、
         長期戦だったから、長い間無意識に感情を感じないように(感情のマヒ)
         して心身を守ってこられた方が多かったことと思います。。。




災害を受けた地域は、
次のようなプロセスをたどると言われます。
 期間はあくまで一般的なものです。

地域としての心理的回復プロセス 

【英雄期……災害直後】
 命を守るため、関係機関を含め、誰もが力を尽くす。

                     
 【ハネムーン期(蜜月)……6ヵ月まで】 
 衣食住が問題となり、生きのびた人が助けあい、外部からの
 援助も行なわれる。被災地は連帯感に包まれる。


 【幻滅期……2ヵ月~1、2年】 
  衣食住だけはどうにか確保されたところで、心の問題が徐々に
 目に見える形になってくる。
 人々は自分の受けたダメージに直面し、やり場のない不満と怒り、
 避難生活の疲れ、被害の程度の違いによる感情的な反目などが
 表面化。飲酒問題も出現する。この時期が終わるまでは、地域
 だけでなく外部からの物心両面の支援が欠かせない。


 【再建期……数年間】   
 被災地に「日常」が戻り始め、被災者は自分の生活の再建だけ
 でなく地域としての再建に参加。一方、復興から取り残されたり
 精神的支えを失った人に対しては、地域での長期の援助が必要。


 災害の規模が大きく多数の死者が出てしまったような場合、
 住民のストレス反応はむしろ出遅れることが多く、その分だけ
 長引いたり、人によってはPTSD(外傷後ストレス障害)となる可能性もあり、
 専門機関の受け皿を確保する必要があります。



肉親を失うなど、大きな喪失の悲しみが癒されるまでには、
ショック~怒り~深い悲しみ~受け入れ
といったプロセスをたどり、その人なりの長い時間が必要です。



「メルセお知らせブログ」2011.3/15  ヨリ
by koubou-yoshizumi | 2011-03-15 18:27 | ●花坊♪(妻1号)のお勉強
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